このページでは「ファクタリング」について徹底解説していきます。
そもそもファクタリングとは何か? どのような仕組みなのか?
他の融資との違いや比較、手数料の相場、審査の対策や利用時の注意点まで、みっちり解説いたします。
- 売掛金を早期現金化して資金調達するサービス
- 融資より審査が緩く、スピーディ
- 赤字でも利用可能
- 取引先や銀行に知られない
- 2社間・3社間と2つの取引方法がある
目次
概要ファクタリングとは
ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に売却して代金を受け取ることで資金を調達する資金調達の方法の一つです。
例えば支払期日が2ヶ月後、金額が100万円の売掛債権を保有していたとしましょう。この売掛金が支払われるのは2ヶ月後ですが、ファクタリングを利用すれば、この売掛債権を売却して今すぐ100万円を手に入れることができます。ただし、手数料が数%引かれるので、入金される金額は若干少なくなります。
その後、本来の売掛金の支払期日にファクタリング会社が売掛金を回収するという仕組みです。
このように、ファクタリングは数週間~数カ月先に支払われる売掛金を前倒しで得られる仕組みなのです。
図解ファクタリングの仕組みと種類
- 2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがある
- 両者の違いは取引先がファクタリング取引に関わるか否か
- 上記の違いによって、債権回収を利用者とファクタリング会社のどちらが行うか異なってくる
2社間ファクタリング
- 売掛金を買い取る資金調達目的のファクタリングの1つ
- 売掛先を交えず、利用者とファクタリング業者の2社間で取引する
- 取引先にバレるリスクがないので最も一般的な方法
- 最短即日入金とスピーディーに資金調達できる
- ファクタリング業者の回収リスクが高いため、手数料は割高
2社間ファクタリングは利用者とファクタリング企業の2社で取引するファクタリングです。
利用者はファクタリング会社に自身が保有する売掛債権を売却して資金を得ます。売掛金は利用者に支払われるので、それを利用者がファクタリング業者に入金するというのが取引の流れとなります。
この2社間ファクタリングでは取引先(売掛先)は取引に関わらないので、債券を譲渡する旨の通知(債権譲渡通知)は不要です。よって、取引先にファクタリングの利用を知られる心配はありません。

3社間ファクタリング
- 売掛金を買い取る資金調達目的のファクタリングの1つ
- 利用者と取引先とファクタリング業者の3社間で取引する
- 取引先に確実に知られるので取引見直しのリスクがある
- 取引先との協議が必須なので2社間ファクタリングより時間がかかる
- ファクタリング業者の回収リスクが低いため、2社間ファクタリングより手数料は安い
3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・取引先(売掛先)の3社で取引するファクタリングです。
利用者がファクタリング会社に売掛債権を譲渡して代金を得るという基本的な仕組みはそのままに、売掛先を交えて取引を行い、売掛金を売掛先からファクタリング会社に直接入金してもらうことで回収リスクを抑えています。取引先にファクタリング利用が知られますが、2社間ファクタリングより手数料が抑えらるので手元に残す資金を増やせるというメリットがあります。

ファクタリングとほかの資金調達方法の違いと比較
銀行融資やビジネスローンとファクタリングを比較しています。
ファクタリング | 銀行融資 | ビジネスローン | |
---|---|---|---|
調達可能な金額 | 数十万円~数億円 | 数百万円~ | 数十万円~数億円 |
手数料・金利 | 手数料2%~20%※金利なし | 2~9%前後が相場 | 15%以下が相場 |
調達までの時間 | 即日~1週間程度 | 2週間~1ヶ月程度 | 即日~1週間程度 |
審査 | 最もゆるい | 厳しい | ゆるい |
契約内容 | 売掛金の買取 | 借入(借金) | 借入(借金) |
返済期間 | 返済不要(借入ではない) | 1年程度~ | 2週間程度~ |
赤字企業への対応 | 対応可能 | 断られることが多い | 対応可能 |
その他 | 金融機関のブラックリストに載っていても利用可能。借入ではないので金融機関に知られない。 |

ファクタリングのメリット・デメリット
メリット
- 審査がゆるい
銀行融資と比べて審査がゆるく、安定的な売掛金があれば赤字や銀行 から融資を断られた状態であっても問題ございません。 - スピーディーな資金調達が可能
審査は60分~で、入金も最短即日と迅速に資金調達できます。 - 取引先や金融機関に知られない
ファクタリングは借入ではないので金融機関に知られることはありま せん。また、2社間ファクタリングを利用すれば取引先に知られるこ ともありません。 - その他のメリット
「少額から資金調達できる」「決算書や信用情報に影響がない」など のメリットがあります。
デメリット
- 売掛金の範囲内でしか資金調達できない
ファクタリングは売掛債権(=売掛金)を売却して資金調達するため、調達可能な資金の上限はお客様がお持ちの売掛金の金額となります。 - 方法によっては時間がかかる
取引先を交えて契約を行う3社間ファクタリングの場合は取引先との協議が必須なので1週間程度を要するのが一般的です。ただし、銀行融資よりは早いほか、2社間ファクタリングであれば最短即日で資金調達できます。 - 悪質な業者を見極める必要がある
法外な手数料を取る悪質な業者も存在しているため、ファクタリングは業者選びも大切です。当サイトを運営する株式会社ファインファクターは2%~という業界最低水準の手数料と迅速な対応で多数のお客様から好評を頂いています。ぜひご検討ください。
詳しいメリットとデメリットは以下の記事で解説しているのでご参照ください。
ファクタリングの手数料・金利の相場
2社間ファクタリング
手数料相場
10%〜20%
3社間ファクタリング
手数料相場
2%〜10%
ファクタリングの手数料は2%~30%程度と業者によって幅が大きいのが特徴です。一般的な相場は2社間ファクタリングが10%~20%程度、3社間ファクタリングが2%~10%程度であり、20%を超えたら割高だとお考えください。
なお、業者ごとの幅が大きいとはいえ、30%よりも高い手数料を設定している業者はあの手この手でお金を取ろうとする悪徳業者ですので、このようなファクタリング業者とは契約しないようにしましょう。
ファクタリングの審査と対策
銀行融資よりはゆるいとはいえ、ファクタリングにも審査があります。
審査で見られる主なポイントと利用者側で行える審査対策を紹介しますのでぜひご活用ください。
審査で見られる主なポイント
- 売掛先の信用力
売掛先が債務不履行になるとファクタリング業者が損をするので必ず見られます。 - 売掛先との取引歴
取引歴は安定して支払いを行っている証拠になるため、長いほど有利です。 - 売掛金の支払い期日
支払期日が長いほど不確実性が増すので、支払期日が早い場合ほど審査に通りやすいです。 - 売掛金の信ぴょう性
実在するか、二重譲渡ではないかもよく確認されます。 - 利用者の税金や社会保険料の滞納状況
税金や社会保険料の滞納による差し押さえは売掛金も対象になるので見られる場合が多いです。
やっておくべき審査対策
- できるだけ取引歴が長い取引先の売掛金の買取を依頼する
- できるだけ支払期日が早い売掛金の買取を依頼する
- 税金や社会保険料をきちんと支払う(売掛金の差し押さえ対策)
審査で見られるポイントと審査対策については以下の記事で詳しく解説しているのでご参照ください。

ファクタリングを利用する際の注意
ファクタリングを契約する際は最低限、以下の点に注意するようにしてください。
- 後で追加費用を請求する契約になっていないか
後出しで追加費用を請求するのは悪徳業者の常套手段です。 - 売買契約ではなく賃借契約になっていないか
ファクタリングは売買契約です(賃借契約だと融資になってしまいます)。ファクタリングを謳って賃借契約を促すのは闇金融なので避けてください。
ほかの注意点の紹介やさらに詳しい解説は以下の記事で行っているのでご参照ください。

ファクタリングのよくある疑問
詳しい情報は以下の記事で解説しています。

ファクタリングで資金調達する流れ
ファクタリングの申込みと契約に必要なもの
審査に必要な書類の例
- 登記事項説明書
- 印鑑証明書
- 決算書の写し
- 代表者身分証明書
- 住民票
- 委任状
- 取引履歴の取引履歴の書類
必要な書類はケースバイケースですが、最低限、上記のものは必要となるので用意しておきましょう。
委任状は債権譲渡の登記を行う際に使用するため、事前に準備するのではなくファクタリング会社と打ち合わせをしてから作成してください。
2社間ファクタリングの流れ
- 申し込み
- ヒアリング&審査
- 契約・入金
- 売掛金引き渡し(入金後)
3社間ファクタリングの流れ
- 取引先へ打診
- 申し込み
- ヒアリング&審査
- 契約・入金
詳細は以下のページにて解説しているのでご参照ください。

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